エルゴシフトでSHIMANOを動かす

やるなら自己責任でね

 エルゴシフトでSHIMANOのリアディレイラ&スプロケットを動かすためにはエルゴ9速-SHIMANO8速、エルゴ10速-SHIMANO9速だとほぼ動くというのが定説です。私もそれでキャノンデールM500ツーリングスペシャル仕様Habaneroクロスで実践していました。しかし「ほぼ動く」であって、「どんな状態でも動く」ではありません。
 具体的には(ワイヤがいちばん緩んだ状態から見て)2段めから3段めに移りにくい(わずかに追加でレバーを倒してやればシフトする)一方で、3段めから2段めに落とそうとすると1段めにまで一気に落ちてしまいます。特にトルクがかかっているとうまく行きません。ノーマルでもラピドライズでも同様。
 2段めから3段めに上がらないことからストローク不足と思い込んで、ワイヤ止めの位置をピボット寄りに変えてみたりしたけどうまくいかなかったので、三角関数的な問題かとあきらめていました。

 ところが、同じことをたくらんでいるqma氏から「3段めから落とすときに落ちすぎるんだからストロークが大きすぎるんじゃないの?」との指摘を受け、彼の発見したLouis's Bike SiteのPDFを見てもそう書いてある。さらには自転車三昧!の「親父のつぶやき」のページにも同様の考えから作られたアダプタが写真つきで紹介されてあった。じゃぁやってみようということで、まずはケーブルの大回し(上記PDFの元ネタの一つ)にチャレンジ。あっさり問題なくシフトするようになる。じゃぁということでアダプタ作成。

 作り方は簡単。ホームセンターで買ってきた(というか買ってあった)アルミニウムのL型金具を純正のワイヤ押えワッシャとの現物あわせで適当に切って、ドリルで穴を開けてセットするだけ。

でさっそくセットして実験。問題なくトルクがかかった状態でもシフトする。一件落着。シフトレバーはこれまでの経験から緩い側で1段余らせたほうがうまくいっていたのでそのままに。最初の数ストロークはワイヤの引き量が多いので誤差も生じやすいんじゃないかな。




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