第6戦:福知山市・三段池公園
やってきました、全日本選手権。会場に到着すると、決戦をひかえぴりぴりした異様な雰囲気、ではなくっていつもの関西シクロクロスがにぎやかになったような感じ。この感じがいいね。
C3は男女の選手権との兼ねあいで70人以上が一斉スタート。普段のようにほぼ最後尾からスタート。最初のシングルトラックや板越えでは止まってゆっくり押す次第。そこからじっくりと追いあげていく。登り、特に押しの区間が長いコースは結構得意。いつも最後まで順位を争っている森永さん@静岡サイクルレーシングチームや盛岡さん@城東輪業レーシングチームも早めに追いついた。
そろそろ終わりに近づいた5周めの電波塔へ登りきったあたりでおなじどすこいレーシングジャージを着たHiroさんとすれちがう。この時点で、あと1周あれば(ラップされなければ)追いつけそう。目標ができたのでペースもあがる。板を越えて駐車場に出たところで前の坂を登っているHiroさんを視界にとらえ、この時点でもらったと確信。最後のシングルトラック、もしくはゴールスプリントで抜く皮算用。登りのシケインの手前の障害を抜けて押しに入るあたりでHiroさんがシケインを越えているのが見えた。相手からは視界に入らないちょうどいい具合の差。ここで油断していると離されると思い引き続き踏みまくると、なんとシングルトラックの前で追いついてしまった。あきらかな計算違い。それでも姿を見られたからには作戦変更、とにかく逃げることにする。シングルトラックの登りは前が詰まりあせったが、そのままわずかなリードを保ち、舗装路に出てからは跳び乗りとペダル着脱で差をつけ、前をさらに一人抜いてゴール。跳び乗りのテクニックやペダルシステムも実力のうちということで。予は満足じゃ。
ちなみにトータルで完走68人中42位。
C2では年齢不足で全日本選手権に出られなかった品川@おたんこなすが昇格時期遅れで全日本選手権に出られなかった阿部@SHIMANOレーシングらを最初から大きく離してゴール。品川と同じジュニアで初対決になった桑沢@スワコレーシングはパンクで出遅れ。
ところでC3で2位にいった小坂忠巨@スワコレーシングって小坂正則@スワコレーシングの親戚筋?
女子は最初から南部@ミタニサイクルマインド、荻島@アライRC・ムラカ、熊坂@TEAMファンファンシーの争い。やがて熊坂が離れて2人の争いに。終始リードしていた南部が最後に突き放して2年前のこのコースで勝って以来のチャンピオンに。 男子では鈴木@ブリジストンアンカー、小平@スワコレーシング、三船@トニスタイナー・コルナゴ、大原@愛三工業・サイクルマインド、松井@NCFR、深谷@NCFR、江下@日本大学、野口@ミタニら10人程度の集団になるが、小平、三船らがまず遅れ、野口、江下、深谷も離れ、中盤からは鈴木、松井、大原の3人の争いに。残り4周で松井がアタック、残り3周で逆にいったん鈴木が離し、残り2周にいったところでならび、そのまま最終周回に。皆が固唾を飲んで見守る中、最初に現れたのは松井。そのまま初の全日本チャンピオンに。鈴木は風邪で体調不良で、しかも最終周回にパンクしたらしい。まぁパンクも実力のうちということで、世界選手権に期待。上位3選手と三船が世界選手権代表に選ばれた。
C3 | ||||
1 | 中西 浩一 | エキップあずみの | ※ | |
2 | 小坂 忠巨 | スワコレーシング | ||
3 | 井久保 雅徳 | グレートアンカーマン | ※ | |
4 | 田井中 守 | ※ | ||
5 | 横尾 治彦 | 伊丹NCC | ※ | |
全日本選手権女子 | ||||
1 | 南部 博子 | ミタニサイクルマインド | ||
2 | 荻島 美香 | アライRC・ムラカ | ||
3 | 熊坂 いずみ | TEAMファンファンシー | ||
C2 | ||||
1 | 品川 真寛 | おたんこなすRT | ||
2 | 阿部 良之 | シマノレーシング | ||
3 | 福田 透 | ナカガワ | ※ | |
4 | 中野 哲治 | ※ | ||
全日本選手権 | ||||
1 | 松井 俊明 | Testach・NCFR | ||
2 | 鈴木 雷太 | ブリジストンアンカー | ||
3 | 大原 満 | 愛三工業・サイクルマインド |