柿木峠
山と高原地図「京都北山1」の端っこに載っている峠(A3)。しかしもうすぐ消えることは確実。
神吉の集落を越え、天若ダムへの道を下っていくとやがて左から紅葉峠方面からの道が合流する。ここでストップしてよく調査すると50mくらい先に、左側に川を渡って峠に入っていく道がある。入口には小さな地蔵。
ここからはさほど厳しくない道。テクニックのある人ならけっこう乗れる。峠は特に趣向もないが、尾根道と交わっていない峠ってのはけっこう新鮮だったりする。くだりはさほど苦労せずに降りていける。問題はラスト。
いきなり切り倒した杉が何十本と斜面を覆うように、道をふさぐように横たわる。すぐ下に道が見えているのでしょうがなく斜面を杉伝いに降りていく。あとで調査したらどうやら道をふさぐように、ではなくって、本当に道をふさぐ目的でおいてあるようで、都合50m幅はあった。
確かに日吉ダムで上世木の集落は水没するということで役割は低い峠かもしれないが、わざわざ両方の入口をふさぐようにする必然性はないんちゃう?まつたけ山でもなさそうやし。
いくなら今のうち。いや、もう遅いかも。
峠東側入口の苔むした地蔵