夜泣峠
二ノ瀬から栗夜叉(たしか「くりしゃ」と読むはず)谷に抜ける峠。
二ノ瀬の集落から貴船川を渡って、寺の対岸のあたりに登り口がある。富士神社という神社があり、二ノ瀬ユリの出口もある。登りはじめるとすぐ大きな砂防ダム。階段を担いで登る。そのあとはいかにも貴船の近くらしい鬱蒼とした森のなかをゆったりと登っていく。路面や路肩はきれいで、お気軽ハイカーも多い。
峠には夜泣峠の由来を書いた新旧の説明板がある。幼き惟喬親王が母とともにこの峠を越えて貴船に向かおうとしていたが、日が暮れて峠で夜を過ごすことになって、峠の地蔵に祈ったら泣きやんだということだったと思う。「自転車コースガイド関西編」に紹介されている峠に張りだしている倒木はもうない。
下りは乗車率の高いシングルトラックで、林道に出てからもけっこう長い下りが楽しめる。逆にいった方が楽しいかも。

西側から見た峠 峠のすぐ南にある祠