小野の市役所出張所に駐車し、水谷林道を遡り田尻峠へ。途中で同行者が角張った石に乗りあげたはずみにリアタイヤがパンク。換えチューブを持っていなかったので私の換えチューブを使おうとしたら英式バルブ。あきらめてパンク修理。最後の1枚のパッチだった。
林道から離れて谷の道を進むが、行きすぎてしまう。どうみても谷は鞍ではなくってピークを目指しているし、方角も違うのであきらかに間違い。引き返すことに。地形からすると西側に峠がありそうなので注意ながら下っていくと林道に合流する直前で赤い巻きを発見。そちらに登っていく。
ボルトの折れた図 |
峠からの下りで先に進んでいた同行者のほうからボキッという音とともに「折れたぁ」の声。シートポストのヤグラのボルトが折れていた。とにかくそのまま下り、田尻の廃村に到着し昼食。
昼食後そのまま帰ろうと思ったが、同行者が「笠峠(車道)を走るくらいなら別の山道通っていきましょう」と元気なことをいうので一旦細野に降りてから滝又の滝方面へ向かう。
滝又の滝 |
細野から滝又の滝の標識にとって進むとまもなく滝又の滝への入口の大きな看板がある。ここからはシングルトラック。川を渡ったりするので何回か降車、担ぎの必要があるが、サドルさえあれば快適な道。サドルがないと降りる時にとくに大変らしい。
滝又の滝は織田信長の甥にあたる僧が信長の没後宗教的争いの後ろ盾を失って隠匿・修行していたところらしい。小さいながら山奥らしい風情のある滝。
滝又の滝からは左手の険しい道を登っていく。道というより崖。といっても一気に崖の高さまで登ってしまえばあとは乗車可能なシングルトラックで、すぐ林道に出る。同行者はサドルがないおかげでずいぶん担ぎやすかったらしい
このあたりの林道はあまりハードに使われておらず、雰囲気もいい感じ。分岐ごとに標識が作られている。やがて余野の集落へ。余野の集落から雲月坂まではすぐ。峠を越えたら小野までは緩やかな下りのオンロードで快適、のはずだったが、同行者には快適ではなかったらしい。