下玉押しを自作工具で圧入する

やるなら自己責任でね

 ヘッドパーツはフレームに圧入する時だけでなく、フォークに下玉押しを圧入する時も「専門の工具が要るし、その工具がやたら高いので自転車屋さんに頼むのが無難」という考えが一般的ですが、実はそんな難しい話ではありません。これまた元々は伝染性チタニウム研究所所長がやっていたことの応用です。所長の場合はパイプを使ってガツンガツンと叩きこむというやり方ですが、私はお上品にやってみました。


 ホームセンターパイプを調達。1個50円。本来はパイプ型エレクタのジョイントで、内径27mmと1inchにはうってつけ。長さは80mmで、ここでは2本使用。これをヘッド圧入と同じ仕組みでセット。


 フォーククラウン部。このフォークはクラウン部にRがついていたので木(割れたかまぼこ板をさらに切って使用)を噛ませたが、フォークの形状に合わせて適当に選択すればいい。


 あとはレンチで締めていくだけ。この写真は撮影のために左手が使われているので写っていないが、当然下側のナットも適宜固定する(今回は板が割れかかったおかげで不要だった)。

 写真撮影して締めはじめてから「ちゃんと適切に力がかかっているんかな。下玉押しとかパイプが変形せんやろか」と不安になって、余っている同サイズの下玉押しをパイプと下玉押しの間に上下逆にしてはさんで締めなおしました。
 ガツンガツンと叩く場合はフォークを持つ手、パイプを持つ手、ハンマを持つ手の3本の手が要るので一人ではできないけど、これだったら一人でできる、と思ったけど、ひっくり返してパイプを床に当ててフォークのクラウン部を叩くなら手は2本ですみますね。ただしクラウン部の形状に依存しますが。

ツッコミ
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