びっくりこれが姫島7不思議だ!
世にも不思議な、姫島7不思議を紹介しよう!腰抜かすなよぉ。
1.浮き洲
中央に浮かぶ岩場ですが、満潮でも、大しけでも決して沈まないとか。鳥居が立てられている。ちょいと見、単なる岩場にしか見えない。
2.かねつけ石(おはぐろ石)
お姫様がおはぐろをつけるのに、石の上に猪口と筆を置いたところ、そのあとができたということらしいが、ちょいと見、単なる水たまりにしか見えない。泥の下に沈みかけている石の部分がどうやらそれらしい。
3.拍子水
お姫様がおはぐろをつけたあと、口をゆすごうとしてたが水がなく、手拍子を打って祈ったところ冷泉が湧出したとか。いまだにこんこんと湧き出ている。ちょいと見、鉄分の多いまずそうな水にしか見えないが、飲んでみた同行者によると実際古い建物の水道水のような味だとか。
すぐそばにこの冷泉を沸かした湯に入れる風呂がある。慢性皮膚病、神経痛、慢性消化器病などに効能があるらしい。
4.逆さ柳
お姫様が使った柳の楊枝をサカサマに土に差したら芽が出たのでこの名がある。ちょいと見、ただの柳にしか見えない。
5.浮き田
大昔、池に大蛇が住んでいて、誤って子の大蛇を埋めてしまったため大蛇の怒りで揺れる田。ちょいと見、ただの低湿地にしか見えない。
6.仙人堂
黒曜石の断崖観音崎の上に立つお堂で、馬頭観音像をまつっている。大晦日の夜、借金取りに追われている善人を1,000人収容できるというのでこの名があるとか。確かにこの中に1,000人収容できたら立派な不思議。しかし借金を返さないのがほんまに善人なのか、借金苦の人が姫島まで来る金があるのか、そもそも姫島に昔そんなに人が来ていたのか、考えれば考えるほど不思議にふさわしい。
お堂の後ろの松の枝っぷりがいいのも妙に気になる。
7.阿弥陀牡蠣
姫島燈台の下の洞窟の海面上2mくらいのところに牡蠣が群棲し、阿弥陀三尊に似ているのでこう呼ばれる。当然自転車ではいけないので写真なし。この牡蠣を食べると腹痛をおこすという。しかしこれに限らず、牡蠣ってもともと当たるもんなんじゃないの。
内田康夫の「姫島殺人事件」でも、この7不思議がひとつのキーになりそうな展開ながら、結局単なる紹介で終わってしまっているという、そういう7不思議なのです。がおーっ。