伊美別宮1997/05/04
大分県東国東郡国見町の、姫島にわたるためのフェリー乗り場のすぐそばにある神社。国東半島のほぼ北端部。京都府の男山岩清水八幡宮の別宮。ということは宇佐神宮→鶴ヶ岡八幡宮→岩清水八幡宮と勧請されているはずだから、宇佐神宮の曾孫宮にあたります。その境内に今熊宮という別の神社があります。これは伊美別宮勧請の際やってきてこの地に住みつき、住民の病を治した藤原朝臣桐畑左京大輔成重をまつったものです。
いきなり「日本3大珍宝」と国見町が作った案内板が。やっぱりこの場合「3大」はサイズのことを指すんでしょうか。
懇願成就の男(お)鳥居、家内安全の女(め)鳥居、子孫繁栄の子(こ)鳥居が順に並んでいます。続けて読めば、この地方で性行為または女性の生殖器を指す言葉(関西全般と同じ)になります。
で、メインの陰陽石。陽石だけに見えますが、土台が陰石になっています。そのうえ向こう側にはふぐりもあります。もともと女性は頭髪を、男性は男根の模型を奉納していたのですが、これはその中の最大のもので、明治9年の銘があるとか。
かつては風紀紊乱のそしりを受けて土に埋められたり、海中投棄されたりしたそうですが、それをやった人は局部の激痛や高熱に見舞われたそうです。
そんな話も今は昔、いまや国見町役場の職員の名刺にはこの石の写真が入っているとか。
自信をなくした人のためにか、入口の池には小便小僧が設置されています。神社には不似合いですが。
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